才能と集客力
東京ドームで開催された「井上尚弥 vs 中谷潤人」。
日本ボクシング史上最高のカードと言われた一戦、ご覧になりましたか?
あ、私はまったくのド素人ですが
世界を魅了する戦いにかかる
高額なファイトマネーにシビレます。
一方で、昔ボクシングをされていた方から興味深い、
そして少し切ない話を聞きました。
「ボクシングのファイトマネーは、現金ではなくチケットで渡され
それを自分で売ってはじめてお金になる」
なんと!厳しい練習の傍ら、営業までしなきゃならないなんてなんという過酷な。。
その方は高値で売れたようですが(お人柄ええもんね)、
売れない方は赤字になる方もいらっしゃったようです。
ん。。スポーツとはいえビジネスですね。
調べてみると今もこういった慣習はボクシング界ではあるようで、
「チケットノルマ」というようです。
・手元に届くのは「札束」ではなく「チケットの束」 デビュー戦や若手選手のファイトマネーは、多くの場合、現金ではなく「興行チケット」の現物支給です。
・売れ残れば報酬はゼロ 自分で友人や知人に頭を下げてチケットを買ってもらい、その代金を回収して初めて自分の給料になります。もし売れ残れば、試合でどれだけ殴られても、手元に残る現金はゼロ。最悪、ノルマ未達分を自腹で買い取ることもあります。
(AIより)
私の知り合いに、お笑いの道をされている方がいて
その方もグランプリ系には集客が必須で(勝つための票がいる)
よく「来てー」と勧誘されていました。
身近なところでは本の出版の世界も、同様で
企画を通す段階で「著者にどれだけのフォロワー(見込み客)がいるか」が厳しく問われ、
中には、初版のうち数千部を著者が買い取ることが条件になるケースもあり、これはまさにボクシングの「チケット手売り」と同じ構造です。(私も経験あり)
スポーツ、舞台、音楽、出版。どの業界も、運営側は「売れなかった時のリスク」を背負いきれず、
結果、リスクは表現者や競技者自身に「集客」という形で重くのしかかっているという現実。
才能だけではなく、集客力、つまるところ人柄・人間力も上に行くためには両方必須ですね。
いえ、ビジネスでもまったく同じ。
とーぜん、昨日の東京ドーム、井上尚弥選手や中谷潤人選手がチケットを手売りされることはないです。
彼らの価値は「見たい」と思わせる圧倒的な実力によって、
すでに世界中の人々を勝手に集客しているから。
ただ、そんな天才も最初は「チケットの束」を抱える新人時代があったはず。
あの巨大なドームのリングに立っているのは、拳の強さだけでなく、
「集客という残酷な現実」を勝ち抜いてきたサバイバーたちなのだと思うと、
試合の重みがまた違って見えてきます。
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