社会保険労務士法人 e-team
有限会社 e-team

住民税の徴収一覧に退職した従業員さんの名前が載ってる場合

これもよく聞かれる内容なので、
記載しておきます。
あれ?辞めた人の名前が載っている?
というものです。
まず前回までのおさらいです。
住民税の徴収一覧は
年末調整をして
市町村に給与支払報告書を出された方について
その報酬を元に住民税が決定され、
事業所宛てに今後1年間の毎月の徴収額が載った一覧表が送られてきます(特別徴収といいます)
退職したかどうかは
市町村はわかりません。
なので、従業員さんが退職した際は、
どこまで徴収したか、残はどれだけあるかなどを記載した
異動届をその従業員さんの市町村へ提出します。
この届を忘れた方が載っているわけです。
住民税を毎月引いている(特別徴収している)人は、
忘れないものですが
住民税が昨年はなかったパートの方、新卒さんで
年末調整をしたのち、退職された方に
こういうケースが起こってきます。
年末調整の給与支払報告書で今年徴収の住民税の税額が決まった。
まだ会社にいると役所は思っているのでリストに載ってくるのですね。
この場合は、もう退職されていて徴収はできないので、
退職しましたよということで「給与所得者異動届」を
リストに載っている市町村に送ります。
まあ、リストと一緒にこの用紙は送られてきているはずですので
(髙松市なんかはいっぱい入っていました)
そこに書いて郵送すればよいです。
(記載欄にはマイナンバーがあるので私はeltaxで送ってます)
高松市の場合の異動届と記載例
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先ほどのケースなら徴収額や未納額はゼロになります