働き方改革、なぜ今なのか?
先日、徳島県社会保険労務士会主催の「働き方改革 今、会社がやるべきこと」のセミナーに参加させて頂きました。
講師は東京大学講師の水町勇一郎先生。
働き方改革についてまだ全然意識がなかった私にも、わかりやすく衝撃のある内容でした。
そのセミナーの内容についてお話を小出しにしていこうと思います。
まず、なぜ、今、働き方改革なのか?
2つのりゆうがあります。①社会的側面 ②経済的側面
①社会的側面は、いままで続いてきた日本的雇用システムに大きな2つの問題点が生じているため
(1)過重労働 (2)正規、非正規の格差
切りやすい非正規を雇用し、正社員を雇用しないことにより
それが今、正規、非正規の格差が生じていて、それは、結婚格差、教育格差を起こしている
②経済的側面
アベノミクスは何を目的にしているのか?それは「成長と分配の好循環」
成長したら、賃上げ、物を買う、するとまた成長するという循環を作るため
1973オイルショックにより、原油価格が4倍に
すると、輸入金額が大きくなる、国としてバランスをとるために、輸出を増やさなければならない
自国の通貨価値を守るために
日本国内で経済成長し、物価が高くなったものは海外では売りにくい
そのため、コスト削減や引き締めを実施
経済成長がとまり、物が売れない、賃金が上がらない、消費につながらない
デフレスパイラルに陥る
経済の上がっていることを示す数値に、失業者の数があります。
今は求人倍率がいい、今は経済が向上しているということ。
では、なぜアベノミクス成功していないのか、それは賃上げをしていないからです。
だから、働き方改革
最賃を上げる。5年後には日本平均が1000円になる予定です。
改革は経済成長をしている間にしないと効果がありません。
経済成長の終わりを予測することはできないが、今回の日本に限り、経済成長の終わりがわかっています。
日本オリンピック
そのため、それまでに改革する必要があるのです。